イケない隣人
俺は、この時正直動揺していた。
嘉穂が好きになった奴なんて…初めて聞いたかもしれない。
「でね…?って俊聞いてる?」
嘉穂の言葉一つ一つが耳に入らない。
そんな俺に気付いたのか、嘉穂は俺の顔を除きこんで
「俊…?具合悪いの…?」
そう言いながら俺の御でこに手を当てた。
ドキッ…
嘉穂の体温が頭に触れる。
俺はこの時から…嘉穂の事を…
「俊?しゅーん!」
「え…?あぁ…何?」
「だーかーらー!それでね…」
嘉穂の言葉を一生懸命聞こうとするけれど、すぐに頭から離れていってしまう。
ちくしょ……。
隣で恥ずかしそうに話しをする嘉穂を…
「それでね…キャッ…!」
思わず抱きしめてしまった。
「…俊?どうしたの…?」
「・・・なんでもない……」
そっと嘉穂を自分の傍から離した。
嘉穂は頭にクエスチョンマークを乗せていて不思議そうな顔で俺を見つめている。
・・・嘉穂は鈍感だ。
自分のしている事やされた事をあまり意識していない。
こう言う時。嘉穂が鈍感だったお陰で気まずい状況は免れた。
「それじゃ。また明日迎えに来るから。」
いつも行き来している部屋の窓を通り抜けようとした時、
「うん!また明日ね!」
と無邪気な笑顔を俺に見せて
ピタッ
と同時に窓を閉めた。
「はぁ・・・・どうしたんだよ。俺」
イキナリ抱きしめるとか・・・ありえねぇだろ。
多分。この時の俺は、嘉穂の事を女として見ていて
幼馴染みとは思って居なかったのかもしれない。
「俊?どうかしたの?」
しばらく昔の事を思い出していると、スルリと俺の腕に女の腕が絡まった。
・・・触んじゃねーよ。
そう言いたいのに声が出ない。
俺は女を泣かせる事が・・・正直嫌いだ。
泣きわめいて、揚げ句の果てには俺が責められる。
そんな面倒な事には巻き込まれたくない。
今日も女たちから囲まれる学校生活。
俺は、呆れながらも教室に入った。
嘉穂が好きになった奴なんて…初めて聞いたかもしれない。
「でね…?って俊聞いてる?」
嘉穂の言葉一つ一つが耳に入らない。
そんな俺に気付いたのか、嘉穂は俺の顔を除きこんで
「俊…?具合悪いの…?」
そう言いながら俺の御でこに手を当てた。
ドキッ…
嘉穂の体温が頭に触れる。
俺はこの時から…嘉穂の事を…
「俊?しゅーん!」
「え…?あぁ…何?」
「だーかーらー!それでね…」
嘉穂の言葉を一生懸命聞こうとするけれど、すぐに頭から離れていってしまう。
ちくしょ……。
隣で恥ずかしそうに話しをする嘉穂を…
「それでね…キャッ…!」
思わず抱きしめてしまった。
「…俊?どうしたの…?」
「・・・なんでもない……」
そっと嘉穂を自分の傍から離した。
嘉穂は頭にクエスチョンマークを乗せていて不思議そうな顔で俺を見つめている。
・・・嘉穂は鈍感だ。
自分のしている事やされた事をあまり意識していない。
こう言う時。嘉穂が鈍感だったお陰で気まずい状況は免れた。
「それじゃ。また明日迎えに来るから。」
いつも行き来している部屋の窓を通り抜けようとした時、
「うん!また明日ね!」
と無邪気な笑顔を俺に見せて
ピタッ
と同時に窓を閉めた。
「はぁ・・・・どうしたんだよ。俺」
イキナリ抱きしめるとか・・・ありえねぇだろ。
多分。この時の俺は、嘉穂の事を女として見ていて
幼馴染みとは思って居なかったのかもしれない。
「俊?どうかしたの?」
しばらく昔の事を思い出していると、スルリと俺の腕に女の腕が絡まった。
・・・触んじゃねーよ。
そう言いたいのに声が出ない。
俺は女を泣かせる事が・・・正直嫌いだ。
泣きわめいて、揚げ句の果てには俺が責められる。
そんな面倒な事には巻き込まれたくない。
今日も女たちから囲まれる学校生活。
俺は、呆れながらも教室に入った。