結婚しても恋愛中だもん
「勇くん、これどう?」
「あ〜。いいね。」
「何それ!ちゃんと見てよ!」

「彩の好きにしていいから‥。」
正直、女の人考えてる事は、わからない

無スッとして、背中を向ける。

「勇くんのバカ!うぇーん。」

「あ、や?」
泣くなよ。参ったなぁ〜。

たったって、あやめ。
ビニールの柔やわバットで、
バシッ!「ママ、え〜んしたの!パパ
めッ!」
「痛っ‼︎ ゴメン、ゴメン!」

「オヤジ‼︎ 女泣かせた‼︎ だっせ〜!」

はぁ〜。俺が悪い⁇

「彩、悪かったよ。ちよっと今、仕事が忙しくてな。」
「わかってる。でも、聞いて欲しかった」そんな‥可愛すぎる家の奥さん。

頬を伝う涙をそっと拭き取った。
潤んだ瞳で俺を見る彩。

「今晩、身体でお詫びするから。
楽しみにしてろ‥。」

ポッと頬を赤らめた。

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