結婚しても恋愛中だもん
「どうぞ。送りますよ。」
「すみません。お願いします。」
動き出す車。静かな時間。
「あの〜。彩さん、アイス食べません?
Goのアイス好きで、男が一人で行けないんで付き合ってもらっても…。」
赤くなる蒼甫くん。
「いいですよ!私も丁度食べたかったので。はい!」
「良かった。」
「ふふふ。かわいいです。」
「えっ?かわいいって…。やめてください。俺だって…一応大人の男なんですから。」「ごめんなさい。」
「いや…そんな顏しないでくれません?
心臓バクバクなんで…。」
アイスを頼み、
私は、チョコミントとオレンジシャーベットのダブル。
蒼甫くんは、ブルーハワイレモンシャーベットのダブル。
「美味しい!!」
「美味い!!」
「あっ…。アイス付いてます。」
口元の端に付いたアイスを蒼甫くんは
指先で触れ取り除く。
「…。ありがとう…。」びっくりしたのと、少し恥ずかしいので…。俯いてしまった。
「彩さんって呼んでいいですか?俺…
好きなんです。あなたが…。」
「…からかわないで。子持ちの私を。」
「からかってないです!本気です。」
「お気持ちだけ、ありがとう…。」
俺は、外回りでこちらのデパートの
洋菓子担当主任と打ち合わせが終わり
フードコートを抜けて歩いていた。
「夏川さん、あそこにいらっしゃる方
奥様じゃ?」
…。彩??あいつ確か。蒼甫って
なんで2人きりなんだよ…。
「では、夏川さん先程の内容で進めて下さい。新作も出来上がりが楽しみです。
よろしくお願いしますね。」
「こちらこそ、精一杯頑張らせて頂きますので。よろしくお願いします。」
担当者の方と挨拶を交わし
少し離れた席に座り
2人を見た。
「蒼甫さん!きゃはは!」
彩のクシャクシャな笑顔。
「彩さん!そんなに笑わなくても!」
「だって!ふふ。」
彩の髪が奴のシャツのボタンに絡まった
「じっとして?」「はい…。」
「取れました。彩さんの髪サラサラで綺麗ですね。」「えっ?…。ありがとう…。」
「あっ!そろそろ帰ってお夕飯の支度!
勇くん。帰ってくるから!」
「夕飯は、何作るんですか?」
「勇くんの好きな豚の生姜焼き!と
ポテトサラダ!ふふ!」
「彩さん…。愛してるんですね…。旦那さんを…。
もう少し早く出会ってたら…。って
思います。
「蒼甫さん…。」
「すみません。お願いします。」
動き出す車。静かな時間。
「あの〜。彩さん、アイス食べません?
Goのアイス好きで、男が一人で行けないんで付き合ってもらっても…。」
赤くなる蒼甫くん。
「いいですよ!私も丁度食べたかったので。はい!」
「良かった。」
「ふふふ。かわいいです。」
「えっ?かわいいって…。やめてください。俺だって…一応大人の男なんですから。」「ごめんなさい。」
「いや…そんな顏しないでくれません?
心臓バクバクなんで…。」
アイスを頼み、
私は、チョコミントとオレンジシャーベットのダブル。
蒼甫くんは、ブルーハワイレモンシャーベットのダブル。
「美味しい!!」
「美味い!!」
「あっ…。アイス付いてます。」
口元の端に付いたアイスを蒼甫くんは
指先で触れ取り除く。
「…。ありがとう…。」びっくりしたのと、少し恥ずかしいので…。俯いてしまった。
「彩さんって呼んでいいですか?俺…
好きなんです。あなたが…。」
「…からかわないで。子持ちの私を。」
「からかってないです!本気です。」
「お気持ちだけ、ありがとう…。」
俺は、外回りでこちらのデパートの
洋菓子担当主任と打ち合わせが終わり
フードコートを抜けて歩いていた。
「夏川さん、あそこにいらっしゃる方
奥様じゃ?」
…。彩??あいつ確か。蒼甫って
なんで2人きりなんだよ…。
「では、夏川さん先程の内容で進めて下さい。新作も出来上がりが楽しみです。
よろしくお願いしますね。」
「こちらこそ、精一杯頑張らせて頂きますので。よろしくお願いします。」
担当者の方と挨拶を交わし
少し離れた席に座り
2人を見た。
「蒼甫さん!きゃはは!」
彩のクシャクシャな笑顔。
「彩さん!そんなに笑わなくても!」
「だって!ふふ。」
彩の髪が奴のシャツのボタンに絡まった
「じっとして?」「はい…。」
「取れました。彩さんの髪サラサラで綺麗ですね。」「えっ?…。ありがとう…。」
「あっ!そろそろ帰ってお夕飯の支度!
勇くん。帰ってくるから!」
「夕飯は、何作るんですか?」
「勇くんの好きな豚の生姜焼き!と
ポテトサラダ!ふふ!」
「彩さん…。愛してるんですね…。旦那さんを…。
もう少し早く出会ってたら…。って
思います。
「蒼甫さん…。」