結婚しても恋愛中だもん
両家に挨拶をして、私達の結婚の許しがでた。

「彩、会社に報告する。後、課の皆にも、その前に、専務と常務に挨拶だ。」
「専務…。なんだか以前の事もあるから
会いづらいなぁ〜。」
「平気だよ。心配ない。」


会社に着き、しばらく仕事でバタバタしていた。そんな時、内線で専務からの呼び出し。
「ふう〜!良し‼︎」気合いを入れた。
私の横を通り過ぎる勇くんが、
「坂井!行くぞ!」「はい」

エレベーターで上階へ。
ドアをノックして「夏川、坂井です」
「はい、どうぞ、入って」
お辞儀をして中にはいり専務と常務に
「夏川、なんだ?報告とは?」
「はい、坂井彩さんと結婚します。」
二人は声を揃えて
「お〜そうかぁ!やっとかぁ?」
頭の上で❓が3個並んだ私。
「夏川が、ワシの見合いを断った理由が
自分を信じて待っててくれる大事な人を悲しませたくない。って、まぁ会社辞める勢いでなぁ〜。参ったよ。やめられちゃ困るし…。」
「二人とも、幸せにな、おめでとう。」
「ありがとうございます。」
「結婚式では、ワシが祝い唄歌うから!
」と専務…。
「私は、何がいい?そうだなぁ〜。
やっぱり私は、得意のマジック?」

なんだか楽しい方達で、嬉しかった。
夕方まで仕事が立て込み皆が落ち着いた頃に、勇くんが課長室から出てきた。

「皆にも、報告があります。彩!こっち
手招きをされ、隣りに立つ、
俺達、結婚する事になった。」以上。

ポカンとする皆んな。パチパチっと拍手がなり、おめでとう‼︎と歓声が上がった

由美やさくらには報告していたので
二人は、顔を合わせてにっこり。

仕事を今後も続けていく事を話して
挨拶を終えた。


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