大嫌いな彼。
出会い
これは、私が中学校へ入学してから卒業までの悲しい片思いの物語。
私が彼と出会ったのは、桜が満開に咲いている頃。そう、中学校の入学式。彼とは同じクラスで隣の席だった。第一印象は(ヘラヘラしてるな)だった。
隣の人との自己紹介で彼はヘラヘラしながら言った。「僕の名前はけんとです。よろしくね。」また、とっても優しい笑顔で。その言葉を聞いただけでなぜか私の緊張がほぐれた。
それと同時に私も勢いで自己紹介ができた。「私の名前は、まなです。よろしく。」
これが彼と出会った一番はじめ。
けんととまなの出会い。