君と春を



大丈夫とは言ったものの、優也の行動は日に日にエスカレートしていった。

登下校は待ち伏せ、私が塾へ通う道にも現れた。

一方的なメールは毎日30件を超え、冬休みを迎えるころには私はもう疲れ切っていた。

私の気持ちなんか考えようともしてくれない優也。

意を決して私は両親に相談した。


< 20 / 222 >

この作品をシェア

pagetop