君と春を



「美月、ちゃんと食べよ?」

何もせず、食事も拒みただ1日をボーッと過ごす私を茉莉はずっと気遣ってくれている。

「気持ちが落ち着くまで、いつまででもここにいなさい。」

そう言ってくれたのは茉莉のご両親だ。

悲しくて苦しくて寂しいけれど、茉莉がそばにいてくれることは救いだった。



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