図書室で幸せのstory!
瞬サイド


今、俺は親父とベランダにいた。


しばらく沈黙が続いて親父が話を始めた。


「瞬にあんな素敵な彼女がいたなんて知らなかったよ。あの子といるときは家にいるときよりもお前の笑顔がたくさん見れる。それぐらいあの子が好きなんだな。」


俺は笑顔で言った。


「紀伊といるとなんだから普通の俺でいられるしなによりも楽しいんだ。最初は遊びだったって言ったあとで俺の本当の決め地を伝えたら紀伊は俺と付き合うことを認めてくれた。」


「そうだったのか。私が知らない間にそんなにも成長していたんだな。あの子のこと大切にしろよ!」


俺は真剣に言った。


「当たり前だろ?俺の世界で一番大切なやつなんだから!」


そんな話をしているとリビングから母さんと紀伊の声が聞こえたのでリビングへ向かった。


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