ヒカリ
陶子ちゃんが向かった先は、泉水と会っていた公園だった。
入り口で、私は立ち止まる。
陶子ちゃんが何をしようとしているのかがわからなくて。
陶子ちゃんは、入り口すぐのベンチに座ると足を組んだ。
「恵玲奈さんも座れば?話したいことがあるの。」
覚悟を決めて、私は恐る恐る隣に座る。
二人分くらい、距離をおいて。
「ごめんね。急に。びっくりしたでしょ。」
陶子ちゃんは、全然悪いと思ってなさそうな口調で切り出した。
「陶子ね、オーガスタスがすっごい好きなの。泉水のメロディと輝真の声、ラリーのドラムもサクのベースも。全部、好きなんだけど、特に泉水の作る曲が大好き。バカみたいに明るくて、小学生みたい。」
突然、話し出した陶子ちゃんの横顔を思わずじっと見つめる。
小学生みたい。
私も、そう思う。
入り口で、私は立ち止まる。
陶子ちゃんが何をしようとしているのかがわからなくて。
陶子ちゃんは、入り口すぐのベンチに座ると足を組んだ。
「恵玲奈さんも座れば?話したいことがあるの。」
覚悟を決めて、私は恐る恐る隣に座る。
二人分くらい、距離をおいて。
「ごめんね。急に。びっくりしたでしょ。」
陶子ちゃんは、全然悪いと思ってなさそうな口調で切り出した。
「陶子ね、オーガスタスがすっごい好きなの。泉水のメロディと輝真の声、ラリーのドラムもサクのベースも。全部、好きなんだけど、特に泉水の作る曲が大好き。バカみたいに明るくて、小学生みたい。」
突然、話し出した陶子ちゃんの横顔を思わずじっと見つめる。
小学生みたい。
私も、そう思う。