ヒカリ
小さなキッチンで泉水にコーヒーを入れて、一部屋しかない部屋に戻ると、チャーリーは泉水に抱っこされて寝ていた。
チャーリーを抱き抱えて、お気に入りの毛布の上に寝かせる。
「コーヒー、いれたよ。」
「恵玲奈、コーヒーとか入れれるんだ。」
「当たり前でしょ?」
「だって、家事とか一切しない、みたいなこと言ってたからさ。」
そう言えばそうだった。
だけど、今は違う。
「やるよ。お掃除もお洗濯も、料理もいゃんとやるの。今は、そういうのが楽しいんだ。」
泉水がふわり、と笑う。
「恵玲奈。」
「なに?」
「来年も再来年も、ずっとずっと先も、一緒に雪を見に行こう。」
うん、と頷いて私は気づいた。
「そっか。それが私の夢だ。」
「夢?」
「来年も再来年もその先も、泉水と一緒に雪を見に行くこと。」
泉水が、あー、と言いながらぐしゃぐしゃ、と自分の頭をかいた。
「もう、恵玲奈。かわいいこと言うなよ。」
え?と聞き返した時、泉水が素早く私にキスをした。
「これからはずっと二人でいよう。これ、プロポーズだから。」
そう言って、泉水は私の頭をぐりぐり、と撫でた。
チャーリーが、俺もな、と言うように、ふごっと寝息をたてた。
end
チャーリーを抱き抱えて、お気に入りの毛布の上に寝かせる。
「コーヒー、いれたよ。」
「恵玲奈、コーヒーとか入れれるんだ。」
「当たり前でしょ?」
「だって、家事とか一切しない、みたいなこと言ってたからさ。」
そう言えばそうだった。
だけど、今は違う。
「やるよ。お掃除もお洗濯も、料理もいゃんとやるの。今は、そういうのが楽しいんだ。」
泉水がふわり、と笑う。
「恵玲奈。」
「なに?」
「来年も再来年も、ずっとずっと先も、一緒に雪を見に行こう。」
うん、と頷いて私は気づいた。
「そっか。それが私の夢だ。」
「夢?」
「来年も再来年もその先も、泉水と一緒に雪を見に行くこと。」
泉水が、あー、と言いながらぐしゃぐしゃ、と自分の頭をかいた。
「もう、恵玲奈。かわいいこと言うなよ。」
え?と聞き返した時、泉水が素早く私にキスをした。
「これからはずっと二人でいよう。これ、プロポーズだから。」
そう言って、泉水は私の頭をぐりぐり、と撫でた。
チャーリーが、俺もな、と言うように、ふごっと寝息をたてた。
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