男装騎士~あなたの笑顔護ります~
気を取られている間にも男たちは体勢を整え向かってくる。
「ちょっ」
私は折れた杖を放り投げ、別の杖を掴んだ。
真正面から受けたらまた折れる。
払うくらいにしないと。
杖を構え、間合いをはかる。
意識を集中させ、細い息を吐いた。
「しねー!」
男たちの怒号を合図に動き始める。
右から来た男を左に受け流し、体勢を崩したところで、小手先を打ち剣を落とさせる。
そのまま、ダメージを与えるため肩に杖を叩き込んだ。
その要領でなんとか男たち全員を伸すことができた。
よし。