男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「どうするのだ。お前の勝手にしろ」
「・・・う」
どうするって言われても・・・。
常識的に考えて、王子と並んで寝るなんてありえないよね。
でも、レオはそうしろっていうし。
私だって、そりゃあベッドの方が安眠できる。
「じゃあ、端っこお借りします」
端なら。
本当に隅の隅。
もうむしろ、布団なんていらない。
それでもいいから。
「明日は朝早い。寝坊すれば置いていくぞ」
「う、うん」
レオは、気にする様子もなくベッドに入ると背中を向けて横になった。
戸惑いながら私も隅っこに横になる。
なんなの、この状況。