男装騎士~あなたの笑顔護ります~
もしかして、レオ・・・。
「ねぇ、今、照れてたの?」
「な、馬鹿なことを言うな!」
思わず疑問に思って聞くと、眉を寄せ怒る。
そんなに怒鳴らなくてもいいのに。
私はふて腐れながら自分の着ているドレスを見た。
そう言えば、せっかくドレス着てたんだよね。
女の子らしい格好してたのに全然楽しめなかった。
でも、まぁいっか。
こんなキャラじゃないし。
「私、着替えてこよー」
「え、着替えちゃうの?」
「うん。ちょっと待っててね!」
そう言ってみんなを残して自分の部屋だったところに行った。
部屋に行くと、案の定私が置いていった騎士の服が残っている。
2着あってよかった。
そして私はそれに着替える。
ウィッグは王の部屋に残してきてしまったからない。