男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「よし」
私は準備を終え、皆のもとに向かう。
「ユ、ユキ!それ・・・」
「あなたって人は・・・」
皆が私の姿を見て声を上げる。
それもそのはず。
私は長かった自分の髪を切り落としショートになっていたから。
「な、なぜ・・・」
レオが声を上げる。
私はにっこり笑ってみせる。
「レオは、護ってくれるって言ったけど。でも、私はやっぱり騎士としてここに置いてもらってる身だから。私がレオを護りたい」
「ユキ・・・」
「だから、これは私の決意のしるし。覚悟を決めたあかしなの」
もう迷わないと決めた。
私の運命だと受け入れて。
レオを護る道を進む。