男装騎士~あなたの笑顔護ります~



「ですが、そうなると護る対象が増えますね」

「ああ。ユキを狙うのがこれで終わるとはかぎらねぇしな」

「え、わ、私なら大丈夫だよ」



護られるとか、慣れてないし。
それに、こんな少ない人数でレオも私も護るなんて無理だよ、



「やはり、ユキは俺の部屋にいたほうがいいのではないか」

「はっ?ちょ、レオ?なに言ってるの」



突然おかしなことを言いだしたレオに私は声を上げる。
レオはいたって普通の顔をしている。




「離れてたら心配でたまらないんだってさ」

「へ?な、なに言ってるのよ」




暑い暑い暑い!
顔が暑い!
ていうか、レオはそんな事言ってないし!




「でも、そうですね。護る対象が固まっていてくれた方が我々も護りやすいかもしれませんね」

「グレンまでなに言ってるのよ!」




まさかグレンまでそんなことを言いだすとは・・・。
グレンなら、女だとばれた今そんなことを許さないと思ってたのに。




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