男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「すまなかった・・・」
「え?」
「このケガは、俺のせいだ」
優しく触れるレオの手が心地いいと感じた。
なんだか不思議な気持ちだ。
レオがこんな風に私の事を気にかけてくれるなんて。
「レオのせいじゃないよ。誰のせいでもない」
「変なんだ・・・」
「え?」
「お前が傷ついたと聞いたら、いてもたってもいられなくなった。胸が裂けそうなくらい不安になって・・・」
ちょ、ちょっと・・・。
「お前の姿が側にないと、不安なんだ」
ど、どうしちゃったの、レオ!?
ものすごく甘いんですけど!
ものすごく恥ずかしいこと言われてるんですけど!
レオって、心を許したらこうなの?
嬉しいけど、嬉しいけどでも。
ものすごく恥ずかしい!