男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「はぁ・・・はぁ・・・」
なんとかやっつけれた・・・。
肩で息をしてゆっくり剣を鞘に戻した。
ハッとしてレオを見ると、青ざめた顔で呆然と立ち尽くしていた。
「レオ、大丈夫!?」
もしかして、どこか怪我したのかしら。
慌てて駆け寄るけど、見た目にはけがはしていない様子。
ホッとするけど、顔が青ざめている。
「レオ、どうしたの・・・?」
次の瞬間、レオがガクッと足を折り倒れる。
私は慌ててレオを受け止めるけど、その重さに耐えきれずいっしょに倒れ込んだ。
「レ、レオ・・・っ」
ぐったりと瞳を閉じているレオ。
どうしちゃったの?
「レオ!レオ!?」
何度呼んでも、反応はなかった。