男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「俺にしかできないことなら、俺がしなければいけない義務がある」
「レオ・・・。ごめん。私、自分の気持ち押し付けるようなこと言って・・・」
レオは、ちゃんと考えて前向きに結論を出した。
「そんな覚悟が決められたのは、ユキのおかげだ」
レオの手は私の頬を優しく撫でる。
温かくて、ドキドキして、変な感じ・・・。
「私も、頑張る。騎士として、精一杯レオをサポートするね」
私も前を向かなきゃ。
レオが覚悟を決めたなら、私も。
「そのことだが・・・。今回の任はお前抜きで行こうと思う」
「え?」
レオの手が頬から離れ、きりっと表情を変えたレオがそう言った。
・・・なんで?