男装騎士~あなたの笑顔護ります~
その声は・・・。
「貴様!!!」
レオ?
どうして―――――。
レオは、私に口づけをする男を見て、声を荒げ私から男を引き放した。
その瞬間に抜かれた注射器の痛みに声が漏れる。
「ユキ!」
「チッ」
男は舌打ちをし身体を起こそうとしたが、それはグレンたちによって封じられた。
身動きを封じられた男は、諦めたようにドカッと座り込む。
「ゲームオーバーか、つまんないの」
「貴様!遊びでこんなことしたのか!」
ノアが男の胸ぐらをつかむ。
男は相変わらず飄々としていた。
「ユキ、しっかりしろ。今解毒剤を・・・」
「レ・・・オ・・・な・・・で・・・?」
レオ、なんで?