男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「それに、・・・お前の世話をすることに無理をしてはいない。俺がしたくてしているんだ。俺が、お前の側にいたいんだ」
もうやめて。
わたしのHPはもう底をつきそうよ!
まっすぐ向けられる思い。
私は何を返せる?
してもらってばかりの自分。
「ユキの、生意気な口が聞けんのは寂しいな」
呟くように吐き出された言葉。
幸せだと思った。
こんなにも絶望のどん底にいた私が。
いつの間にかこんなに幸せを感じてる。
私は幸せだと。
そう伝えたくて。
「レオ・・・っ」
まっすぐ花時計を向いてしまったレオにこっちを向いてほしくて。
忘れてた。
自分の足が動かないことを。
手をベンチの背に置きつきたてレオに近づこうとした私だったけど、自分を支えられるはずがなくそのまま倒れこんでしまう。
「ユキ!」