男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「ひっ」
一気に恐怖が蘇る。
あの時の恐怖が胸を締め付ける。
怖い。
助けて。
死にたくない!!!
「いやああああ!!!」
張り裂けそうな心で叫ぶ。
「ユキ!」
レオが慌てて入ってくると、私の様子を見て私を落ち着かせるように抱きしめた。
私は気が動転して泣き叫びながらレオにすがる。
「しっかりしろ、ユキ。俺がいる。俺がいるから」
「レオッ・・・、たす・・・助けてっ・・・」