男装騎士~あなたの笑顔護ります~
あの件以降魔物の襲撃が増えた・・・?
それって、私たちが魔物を倒すために動き始めたから?
今回は失敗に終わったけど、それを恨みに思ってとか・・・?
そんな・・・。
私たちのせいで、街の人たちに被害が・・・。
このこと、レオたちは知ってるのかな?
「このこと・・・、城の者には知らせたのですか?」
「・・・王さまには。ですが、なんの対応もしてはいただけませんでした」
「そんな・・・。レオ・・・レオさまには?」
レオが知っていれば、なにか動いてくれてたはずだ。
「いえ・・・、行った者の話によれば、城の中に入れてもらえず、王の側近の人に伝えたそうで・・・。王子さまに話がいっているかまでは・・・」
直接レオに話したわけじゃないなら、絶対にレオまでこの話は届いていないはず。
王さまが、そんな話をレオにするはずないもの。
ほんとに、つくづく最低な人。
「ありがとう・・・。本当に、ごめんなさい。俺も、なるべく見回れるようにするから」
「ありがとうございます」