男装騎士~あなたの笑顔護ります~
カイの、本当の心からの謝罪を聞いて。
私の心にも、きっとみんなの心にも。
様子を知りたいと言い、通信をきらずにこの声を聞いているレオの心にも。
きっと、届いたと思うから。
「・・・俺、すべて終わって・・・、この罪を償う事が出来たら・・・。もし、生きていてもいいのなら・・・、その時は、王子の・・・、いや、レオさまが作る国のために生きたい」
涙は乾くことなく、カイの声を震わすけれど。
「レオさまを護る盾になりたい・・・です」
その言葉は力強く。
「そんな、資格ないかもしれないけど・・・、許されないかも、しれないけど・・・」
それは、心からの想いだと。
知っているから。