男装騎士~あなたの笑顔護ります~
レオを送り出し、私はフランたちと共に待っていた。
ソワソワして落ち着かない。
議会は今日終わる。
そして、国民へのお触れは明日。
明日で、すべてが決まる。
レオが、王になるかどうか。
「大丈夫だよ、きっと」
「・・・うん」
本当は、任務を終えてから王位は継承されるはずだった。
こんな風に、王さまを追放しなくてはいけなくなってしまった事、レオはどう思ってるんだろう。
本当は、こんな風じゃなくて、自然に継承したかったんじゃないのかな。
でも、だからって王さまのしたことは許されることではないけれど。
「うまく、行かないことばっかだよね」