男装騎士~あなたの笑顔護ります~



「おめでとう!!」




レオと、私たち4人だけでの打ち上げパーティー。
あれから、無事王の悪事を暴き、国民の総意をもらい王は追放となった。


最後まであがいていたらしい王さまだったけど、国民のほぼ全員が異議なしと答えたことで、打ちひしがれ大人しく決定に従ったらしい。




王は、郊外に屋敷を与えられ、そこで暮らすのだという。
悪事を働いたとはいえ、一国の王という立場だった人を牢にはさすがに入れられなかったという。

ただ、しっかりと監視が付き、不穏な動きがないようにするということで決着がついた。



そして、明日レオは正式に王位を継承する。
その前の、前祝にこうして集まった。




「レオさまが、ついに王さまに・・・。感慨深いですね」

「グレン、嬉しそう」

「それはもちろんです。ですが、ノアやフランも同じように喜んでいると思いますよ」




それはわかる。
だってみんな表情が明るい。
とても楽しそうで、幸せそう。



私も、嬉しい。





< 467 / 616 >

この作品をシェア

pagetop