男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「最近は・・・、ケガするくらいは仕方ないかなって思ってるかもね」
それも、心境の変化かな。
レオの事、護りたいって思うようになって。
そのためには、犠牲も必要なんだってわかって。
犠牲にするなら、自分しかないなって。
「自分の大切な人が、自分のために命をかけようとしてるって・・・。結構苦しいよ」
「へ?」
「きっと、王さまが一番そうしたいのに。でも、王さまの立場ではそれができない。王さまは、どちらかというと守られる立場の人だからね」
レオが、言っていたことと同じ?
自分の立場がもどかしいって。
「護りたいものがあるのに、それがかなわない。だったら、そんな危険な場所に連れ出さないようにって考えるのが当然なんじゃないの?」
それは、そういう事だったの?