男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「なにそれ、嬉しくない」
「はい?」
「私だって、レオの事護りたいのに!」
好きだから。
でも、私はその思いは秘めなくちゃいけなくて。
私がレオの側にいられる道は、騎士でいることしかないのに。
「居たい場所を護るには、戦う事しかないのに!そんなの、ひどい!」
私には、それも許されないの?
「私が男だったらよかったの?女だから、ケガしそうで危なっかしくて、そんな事言うの?女だって、レオを護りたい気持ちには変わりないのに!」
「ユキ、そうじゃ・・・」
「女だからって、なんで私が護られなくちゃいけないの!」
私は、護られるお姫様になりたいんじゃない。
レオの事護る騎士でいたいの!