男装騎士~あなたの笑顔護ります~
こんな、泣いてみっともない。
これじゃあ、言われなくても騎士なんて失格かも。
「俺は、お前には護ってほしくない」
レオの言葉が、突き刺さるように入ってくる。
それが、答えなの?
だから、やっぱり任務から外されてたの?
「なん、で・・・」
みっともない震える声が漏れる。
涙が、とめどなく溢れる。
身体が、震えて嗚咽が漏れる。
いやだ。
いやだ、いやだ。
レオと離れたくない。
レオの側にいたい。
「わた・・・、もう、・・・レオの側に・・・いれないの・・・?」
目の前が真っ暗だ。
なにも、見えない。
だって、レオが。