男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「ユキ、話を聞け」
「レオ・・・、だって・・・」
「俺は、お前にもう、傷ついてほしくないんだ」
レオはいつもそういう。
私に傷ついてほしくないって。
でも、私は。
「私は、騎士としてしか、ここにいられない・・・。レオを護るのが・・・騎士の仕事でしょう?」
それができないとしたら、私がここにいる意味もなくなってしまうの。
「ユキ、俺は・・・お前が好きだ」
すとん。
と・・・。
レオの言葉が胸に落ちる。
え・・・?
「お前の事が、好きなんだ」