男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「1週間後、任務を遂行する」
レオからそう告げられたのは、皆でそろって昼食を食べている時だった。
全てを堅苦しく分けたくないと、レオは私たちと一緒に食事をとってくれる。
王様なのに、私たちに寄り添ってくれるレオ。
「いよいよか・・・」
「今度こそ、やり遂げねぇとな」
気合が入るフランとノア。
「カイ」
「はい」
一緒に食べていたカイにレオが声をかける。
「お前は、ここに残りユキの側にいろ」
「え・・・。お、俺ですか?あの・・・」
「なんだ?文句があるか」
「いえ、文句というより・・・」
カイが言いたいことはレオだってわかってる。
カイが私を危険な目に遭わせた過去。
それをわかったうえで、カイに私を任せてる。