男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「お前の、反省の念を信じての事だ。今までお前を側で見てきた結果、信じるに足ると判断したんだ」
「王さま・・・。わかりました。命に代えても、お守りします」
深く頭を下げる。
私はグッと拳を握りしめる。
「王さま!」
私は、あえてそう呼んだ。
レオとユキとしてじゃない。
王さまと騎士として話をしたい。
「ユキ?どうした・・・」
「納得ができません。なぜ私が護られなければならないんですか」
「それは、もう話しただろう」
わかってる。
それは。
でも、それは、一人のレオとしての意見でしょう?
今は、一人でも多く戦力になる人材が欲しいはず。
今はまだほかに騎士が育っていないし、信用のおける騎士だって数少ない。