男装騎士~あなたの笑顔護ります~
私たちは、山のふもとの宿で夜を越すことになった。
ここは、前の任務の時にも使ったところらしい。
私はお風呂から上がり、宿の廊下を歩く。
明日、いよいよあの山に登る。
今まで成功したことのないという任務。
怖い・・・。
もし、レオが・・・。
それが、一番怖いんだ。
「どこに行くつもりだ」
「えっ?」
突然声をかけられハッとする。
ボーッとしてた。
振り向くと、レオが立っている。
レオ・・・。
あれから、あまりまともに話していないから気まずいや。