男装騎士~あなたの笑顔護ります~



すると、その部分は中に押し込められ扉の真ん中に液晶が飛び出した。



「これは・・・」

「石・・・。扉の真ん中に我々の持つ石と同じようなものが埋め込まれているんです。そこから液晶が映し出されてるみたいですね」



通信に使われたり、武器に埋め込んで使ったりしているあの石・・・。
その力が、ここに使われている・・・。




液晶には瞳のマークが映し出されていた。




「レオの瞳をそこに映せばいいんじゃない?」

「俺の瞳・・・」




物はためしにやってみるしかない。
レオは息をのみそっとその液晶に目をかざす。



すると、ゴゴゴゴという地響きとともに扉がゆっくりと開かれた。



「開いた!」

「レッドアイに反応するようになっていたんですね」




そのための、瞳。
その先の何かを得るために必要なレッドアイ。
レオにしか、できない任務。




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