男装騎士~あなたの笑顔護ります~
姿だけでも見たかった。
レオ、元気にしている?
王の仕事は、順調?
魔物は消えたんだよね?
だったら、平和になってみんな喜んでるよね。
きっと、レオの居場所もできたよね。
もう、自分なんてどうでもいいなんて思わないですむよね。
「ユキ」
ぼんやりとしていた。
頭がボーッとして、なにも考えられなくて。
顔をあげた。
その先に、大好きな彼の姿を見た。
「レオ・・・っ」
レオがいる。
目の前に、レオが。
私を真っ直ぐに見つめる、レオが。