男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「ゆ、ユキー!!!」
バタバタと走ってくる数人の足音と声。
レオがようやく私から体を離す。
私はレオの向こうに視線を向ける。
「ユキッ!」
フランにノアにグレン、それにカイまで!
わああああ!
なんか、久しぶりな感じがする!
嬉しくて、また涙がっ。
「バカユキ―!心配したんだからね!」
フランは大号泣だ。
心配かけちゃったんだね。
「無茶しやがって。心臓止まるかと思ったぞ」
ノアも心なしか目が赤い。
「まったく、あなたって人は・・・。本当に何をしでかすかわかったもんじゃありませんね」
グレンも・・・。
心配してくれてたのがすごく伝わってくる。