男装騎士~あなたの笑顔護ります~
どうすることが、一番いいんだろう。
≪明日・・・。明日までに考えて・・・≫
「あ、明日・・・?」
そんな、すぐ・・・。
決められないよ。
一日でなんて。
≪僕の力・・・もうすぐなくなる・・・その力が戻るのは・・・きっと何百年も先になる・・・だから・・・≫
「なくなる・・・?」
≪うん・・・。僕はこの木を護るのが仕事・・・。今回のことで僕の仕事はいったん終えた・・・。この次、木がまた毒に侵されそうになった時のために・・僕は力をまた蓄えるんだ・・・≫
「・・・」
≪次に、レッドアイを持つ者が生まれるその時のために・・・≫
次のレッドアイを持つ者・・・。
その時は、この世界はどうなっているんだろう。
もう、魔物に怯えることのない世界でいてくれたらいいな。
≪だから、明日・・・ここで待ってるよ・・・≫
私は・・・・。