男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「・・・もうすぐ、くるんだよね・・・」
私の言葉に、視線をあげ私を真っ直ぐに見るレオ。
「昼過ぎに、つくと連絡があった」
「・・・うん。だからね、その前にレオに私の気持ち伝えたくて・・・」
ギュッと拳を握る。
レオは、まっすぐに伝えてくれた。
私と、結婚したいって。
だから、私も。
「私ね、レオの事が好き。大好き。誰にも負けないくらい、好きだって自信持って言える」
「・・・」
「私の原動力は、すべてレオだったから。レオを護りたくて、レオの笑顔が見たくて、戦うことを選んできたの」
不思議とそう思えば、怖くなんてなかった。
その想いだけで、私はどこまででも強くなれると思った。
「・・・女の子、なのに変だよね。でも、私はやっぱり、護られるとか、女らしくとか無理だから」
だから・・・。
「レオと一緒にいたい。私も、同じ気持ち。でも・・・」