男装騎士~あなたの笑顔護ります~
余計なことを考えるなとレオは言う。
それでいいのかな。
ただ、レオと一緒にいたい。
その想いだけで、私が側にいてもいいのかな。
「俺を信じろ」
信じてる。
「もう、離さないと言っただろ」
信じてる、ずっと。
レオについて行く。
どこまでも。
「もう離してやらん。覚悟しておけ」
そう言って、触れるだけのキスを落とす。
見上げたレオの表情は自信に満ちていた。
ああ、彼について行こう。
彼のいる未来に、私も。