男装騎士~あなたの笑顔護ります~



レオって、こんなキャラだったかな?
どんどん甘く、かっこよくなっていく。



「ん?ほら、顔を隠すなと言っただろ」

「だ、だって。無理!」

「なにが無理なのだ」

「だ、って、レオがなんか・・・、恥ずかしいよっ」




レオの手が顔を隠す私の腕を掴む。
グイッと引っ張られ、ソファに座ったレオの膝の上に引っ張り上げられた。
レオの膝の上に馬乗りになった私は、恥ずかしすぎて降りようともがく。

でも、レオの手に腰を持たれビクッと体が震えた。




「ほら、よく見せてみろ、お前の顔を」

「ちょ・・・レオ・・・っ」

「もう、お前は俺のモノなのだから」




甘くささやかれ頬を両手で包み込まれると、グイッとレオの方を向かされる。
熱を帯びた視線が私を射抜くように見つめる。


ドクン、ドクンと音を立てる心臓。




「じゃ、じゃあ・・・っ、レオは・・・レオは誰のものなの?」

「ん?・・・言ってみろ」

「なに・・・」





ツーッとレオの指が私の腰を撫でる。
ビクッと震えた身体をのけぞらせ、うるんだ瞳でレオを見る。




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