男装騎士~あなたの笑顔護ります~


私は学校が終わるとすぐに帰り支度をして、朝声を聞いた場所まで走った。
住宅街の一角。
声を聞いたあの場所に立つ。



耳をすましてみるけど、もうあの声は聞こえない。
もう時間もたってるし、あたりまえか・・・。


なんだったんだろう。




結局答えは出ないまま。
私はその場を後にした。



そして、夜。
眠っていた私は夢を見た。



あの声と同じ。




助けて。


そう、助けを呼ぶ声。




< 8 / 616 >

この作品をシェア

pagetop