男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「気を取り直して、食事にしようよ」
「うん。あれ、グレンがここにいるってことは、今ノアがレオさまに付いてるの?」
「ええ。その通りですよ。私も食事休憩ですので」
「ふぅん」
レオさまと一緒に食べるわけじゃないんだ。
でも、そういうもんなのかな。
「誇りを持って・・・ですか」
グレンが呟くように言う。
私の言葉の事?
「ああ・・・。俺はともかく、二人はそうなのかなって。後、グレンも」
「あなたは、不思議ですね」
「え?」
「レオさまが、他人を気に掛けるところを初めてみましたから」
気にかける?
そういえば、そんなことフランも言ってたような・・・。
あの瞳の色の話かな?
そういえば、あの時グレンもいたんだ。
「そうなの?」