ハツコイ☆〜真面目チャンと凶暴クンの恋物語〜
「ねぇってば!!」
白川くんを追いかけ
たどり着いたのは
…屋上
「んでついてくんだよ…」
「え…?」
…その時
白川くんが初めて口を開いた。
「何でって…あんな言い方はないでしょ!?かわいそうじゃないあのコ!」
自分でも驚くくらい
あたしは白川くんに怒鳴る。
「ちょっと触られたからってキレて…バカみたい!」
「かわいそう?バカみたい?」
ははっと
微かな微笑みを浮かべる。
「バカなのはあんただろ?人事なのに、なにそんなにムキになってんの?(笑)」
「なっ…」
何コイツ!?
自分が何したか分かってるの!?
さっきから人をバカにして…
何様のつもりなの!?