ハツコイ☆〜真面目チャンと凶暴クンの恋物語〜
「ゲーセンなんて…あなたいつからそんなになったの!?ろくでもない友達でもいるんじゃないの!?」


“ろくでもない友達”

その言葉を聞いた瞬間

私の中で何かが弾けた。


「そんなんじゃないよっ!!」

「…じゃあ何でなの!?」

母は私の肩を掴み

私の目をじっと見つめた。


「あなたは真面目に勉強して、いい成績をとってればいいの!!大人しくしていればいいのよ!!」



勉強?

成績…?

…その時、頭の中に

明和の言葉が浮かんだ。



『本当に勉強しかねぇのかよ?それでいいのかよ?』



…ダメだ。

今までの私じゃ

ダメなんだよ…―――
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