三太郎物語
浦島太郎はいいました。

「それは大変。」

3人は輪になって相談しました。

桃太郎は言いました。

「この藁を紐の代わりに…ダメだ。このままじゃ弱すぎる。」

金太郎が言いました。

「なんとか強くならないものか」

浦島太郎は、網を編むときのことを思い出しました。

「そうだ!弱い藁でも、三本あわせれば強くなる!」

そういって、3本のワラを編み始めました。

「できた!」

3人の太郎たちは、みつ編みにしたワラを、鈴に通して猫の首にかけてあげました。

ネコは、喜んで踊りだしました。

「ありがとう。

お礼にこの鈴で、力いっぱい応援をしますよ。」


太郎たちはなんだか、元気がわいてきました。



さあ、鬼が島へ出発!
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