りんご飴
「ほんとにすいません。重くないですか?」
一番気になることを訪ねてみた。
「あぁ。全然重くない。つか、軽すぎ。ちゃんと食ってんの?」
冷血…そんな冷たい人なのかな。私から見たら物凄く優しい人に見えるんだけど。
「あ、はい。食べてます。」
なんでここ真面目に答えてんだろ。
「そっか。ならいいんだけど……つかお前
1年の高橋美音菜だろ?」
私を知ってる…?
「え?あ、はい。そうです」
「そうか。お前が高橋か」
「はい?どうかしました?」
「いや、なんもない。」
「ならよかったです。」
「おう。」