りんご飴


そう言って、先輩は撫でてくれた。
なんでだろう。


何故か撫でられた手から…その手は颯斗を思い出しそうなぬくもりで。


涙をグッとこらえた。

そして、先輩は自分たちの教室の方へと帰っていった。


ため息をしつつ教室に戻ろうとした。

教室に戻るともちろん女子から睨まれた。

私は逃げるように心愛たちの方へと走っていった。


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