りんご飴

｢でも……っ…ひっく…颯斗と約束して…っぐす…｣

｢颯斗は、あんたにもし好きな人が出来たとしてそれを抑えてまで自分と付き合って欲しい。

そんなこと言う奴じゃないでしょ？なによりも。

美音菜に幸せになって欲しいんだよ。

美音菜の幸せを一番に願ってるんだよあいつは。｣

｢ぐす…ひっく…｣

｢私は…颯斗さんと話したこともないし、心愛みたいに知ってるわけじゃない。

けど、自分の好きな人には幸せになって欲しい。

そう思ってると思うよ？

だから、耐えなくていいんだよ。美音菜。自分の気持ち。大事にしな？｣


｢わた…っし…素直になりたい…っ先輩を…っ好きになりたい…ひっく…｣

｢うん。それでいいんだよ？美音菜｣