りんご飴

新たな始まり。

皐平先輩に恋をした私。いいのだろうかそう思った。

こんな私が、約束も中途半端で颯斗のことも忘れきれてない。

本当にいいのかな。それでも。私は先輩が好き。

心愛も桃菜も、自分の気持ちに素直になりな。そう言ってくれた。

私は間違ってない。


大丈夫。


素直に…。


これが颯斗の幸せでもあり、私の幸せでもあるんだ。そう自分に言い聞かせた。