りんご飴


思考回路が止まった。え…今なんて?

すき…先輩が?私を?


「………う…そ」


「本当。俺、美音菜が好きだ。」


「せん…ぱい。」


「初めて美音菜を見たのは入学式。…一目惚れした。

んで保健室までおぶって、教室にも行って。

いつの間にか大好きになってた。お前ばっか目で追って、危なっかしくて見てらんねぇ。

……美音菜。俺が側で見ていたい。お前の隣で。」


「…っ。先輩……ゆっくり聞いてください……」

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