りんご飴
そうして、私達は浩平の大学へと行くことになった。
浩平は、私の事をみお。と呼ぶようになった。
真面目な話の時は美音菜って呼ぶけど。
コウって呼んでと言われたけど、恥ずかしいから断った。
浩平の大学生まではバスで30分程度だ。
大学につき、ワクワクしながらバスを降りてみた。
大学は大きく、ものすごい人だった。
「大きいね…」
「まぁな。中行こう」
「あ、うん」
浩平のサークルに行くまでに何人かの男の人に声をかけられたけど、みんな浩平が対処してくれた。
大事にされてるなぁ。とか些細な優しさを感じる。
ある一つの部屋に行くと、5人の人が中にいた。
人見知りをする私は浩平の後ろに隠れていた。